「仁勇」「不動」で有名 由緒正しい酒蔵 鍋店(なべだな)は神崎町で125年


香取市にとっては隣町にあたる神崎町にその酒蔵は店舗とともに構えています。本社はやはり隣の成田市ですが、仕込む酒蔵は香取郡神崎町。社名は「鍋店株式会社」で、神崎町にある酒蔵に隣接する直営販売店の正式名称は「鍋屋源五郎右衛門こうざき東蔵店」。旗艦銘柄が「仁勇」と「不動」。

1689年に当時の佐倉藩より1,050 石の酒造株を与えられ、成田山新勝寺門前で酒造りを始めたのが創業とのことで、大変由緒正しい酒蔵と言えます。香取郡神崎町に出蔵を設けたのが1900年、この地(神崎町)だけでも125年の歴史を持っているのです。

下総神崎駅からならタクシーで3分ですが、佐原駅からでも15分。佐原の酒蔵2軒を回って試飲を重ねた後なら複数の地名と名称が交錯、ますます酔いが回ってほどよい心地にもなれるのでおススメです 笑。

工場を訪れるような感覚を覚えながら来られたお客様を厳かに迎えるのはムード満載のお店。ふりかえると駐車場の隅には鍋店の名にちなむ洒落心でしょうか?巨大な鍋が置いてあり、来訪者の気持ちを軽くほぐして、入店しやすくしてくれます。この鍋のしかけ(?)が見てのお楽しみですので、ぜひお越しください。

大きな仕込み蔵に隣接して建てられたこの販売店は観光客を意識したシックな作り。中には豊富な種類の酒が売られ、立ち飲みのカウンターにて利き酒が可能。温度管理にも力を入れていることは酔っていてもわかります。

運転して来られないことをおすすめします。試飲ができなくなりますので。蔵見学も実施しております。事前予約制で、見学当日の朝食について制約がある点(納豆・キムチ・ヨーグルトは召し上がらない)ご注意を。詳しくはホームページにて。

酒蔵巡礼のムードを掻き立てる直営販売店の構え
えっ⁉、365日営業⁈すごっ
これは珍しい!ふぐの粕漬けが売ってました