「国菌」て聞いたことありますか?


「こっきん」と読みます。国鳥(こくちょう)はキジ、国花(こっか)は桜と菊、国歌(こっか)は「君が代」、そして国菌(こっきん)は・・・麹菌(こうじきん)です。

麹菌は学名をAspergillus oryzae=アスペルギルス・オリゼーと言い、古来日本における醸造をはじめ、いろいろな食品に用いられており、日本の豊かな食文化に貢献してきた菌です。

麹菌は日本においては空気中にも存在し、日本における発酵食品の多くはほぼ麹菌の作用による発酵です。味噌、醤油、みりん、米酢、甘酒、日本酒、焼酎、漬け物・・・。麹菌は日本食に欠かせない存在でまさに「国菌」と呼ぶにふさわしい存在なのです。

連日大盛況の大阪・関西万博ですが、チケットがなかなか取れないという日本館、展示の一つが「日本が誇る 隠れた料理人、その名も麹菌」。朝イチにすぐ並ぶことによって見れました。

さまざまな麹菌の模型を線香花火のように綺麗なアートとして展示