香取市が着目した発酵の魅力の強さ


香取市はなぜ観光の呼び物に発酵を選んだのでしょうか?筆者の推測ですが、発酵のフック性にあると思ってまいす。すなわち多くの人がハマりやすい。

調べると、いま日本各地で発酵食品ブームが起きており、発酵は多くの人を魅了しているようです。「発酵食品ソムリエ」なる資格も存在していて、その取得者数はなんと1万人を超えているそうです。

私は発酵食品ソムリエの資格運営者であるNPO発酵文化推進機構が主催する「発酵の学校」に通ったのですが、これが実に面白かった。日本橋の教室の席は毎回埋め尽くされ、サテライト会場まであり、同期受講生は200名弱。発酵食品に美容効果があるためでしょうか?不思議と多くが女性。質疑も活発かつ真剣、全体的に身綺麗で教養高めの方が多い印象です(あくまで筆者の個人的印象です)。ちょっと伺ったら、自宅でぬか床漬けや味噌を手作りしている方が多い模様。

世の中には発酵に関するコミュニティやサイトも数多くあり、多く人がハマっている様子であることから、発酵はかなりユニークで尖ったフックを持ったセグメントである気がします。実際、私もぬか床を漬けていて、この発酵に見事ハマっています。発酵のこのフック性に着目すると、観光客の呼び物になり得ると考えるのも、不思議ではありません(しつこいですが、あくまで筆者の個人的見解です)。